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ビリリリッ、ビリリリッ

目覚まし時計の音が鳴った。
そのちょっとした騒音により霞(聡)は起き上がった。

霞の全てを自分のものにすることができた聡は今まで以上に
霞としての生活習慣に溶け込むことができた。

朝、ご飯を食べ、歯を磨き・・・制服に着替え、学校に登校する・・・・

聡は今まで霞に憑依してすでに馴染んでいると自分で思っていたが、
完全に霞になることによって、その実感は増していった。

そして・・・・
霞(聡)は学校へ向かっている途中、懐かしい人を見かけた。

それは新垣沙織である。

聡の元カノで聡の死後、別の彼氏と付き合っているらしい。
霞(聡)は駅のホームで彼らを見つけた。

それを見て霞(聡)はベンチに座り、目を閉じた。
そして霊体になった・・・・

姿そのものは霞だが、精神は聡である。

聡は沙織の身体に近づき、その中に入っていった。
沙織は一瞬、顔が真っ青になったが、すぐに元通りになった。
不気味な笑みを浮かべて・・・・

沙織は突然、彼氏の口に深くキスをした。
それは窒息するほどの勢いだった。

「うはっ、イイッ!!窒息しちゃいそぉ~~♪」

そう言うと、また顔が真っ青になり、沙織は意識を取り戻した。
周囲の人が注目している。彼氏の方は恥ずかしそうに見ていた。

聡の仕業である。聡は沙織に憑依し、彼氏とキスをさせた。

そういう風に登校前に他人の身体に憑依し、イタズラするのが好きだった。

霞の姿をした聡(霊体)は霞の肉体に戻っていく。

そして・・・・
ベンチから立ち上がって、目覚めて学校へ向かう。

「さて、今日も頑張るぞぉ~♪」

言葉や身振り・手振りを完全に真似て霞として学校へ登校する。

(それにしても沙織のキス、懐かしかったな~~!!)

(今度、また沙織にも憑依してみるか。へへへっ!!)

聡は心の中でそう思いながらも霞のような可愛い笑顔で微笑んだ。
誰もその心境を知るものはいないだろう・・・・



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