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私の名前は成谷 有香(なりや ゆうか)。27歳。都内のアパートに住む会社員。

あれは秋晴れに恵まれた日曜日のことだった。
私はこの日、頭痛とともに朝の8時に目を覚ました。最近は朝目覚めると気分はだるく
力が抜けていた。どうも、ここのところ身体の調子が悪いようだ。

なので私は気晴らしに部屋を掃除することにした。

私は棚の奥を整理していると見覚えのない1~10まで数字の書かれたDVDがそこに
あった。私は『1』と記されているものを手にした。

「なんだろ、これ」

私は不思議に思いそれをブラウン管のテレビで再生してみることにした。
するとそこに映し出されていたのは『私』だった。

就寝前後に撮ったようで『私』はパジャマ姿だった。もちろん私にはこんなものを撮っ
た覚えなど一切なかった。

テレビ画面上に映っている『私』はニヤニヤと怪しい笑みを浮かべて私のほうを見ていた。
そしてこう囁いた・・・。

「よぉ~、有香。久しぶりだな。俺だよ、俺。健史だよ」

「え・・・・健史って・・・」

健史とは大学1年生の秋から付き合い始めた私の彼氏だったのだが、翌年の秋に交通事
故で命を途絶え亡き人となってしまった。
私はひとりの人間としてそれを悲しんだ。というのは彼は生前、横暴で自分勝手な部分
が多かったからだ。私を恋人としてではなく、便利な道具として利用しているんじゃな
いかとも思い関係が冷めきっていた。さらには時が過ぎるのと同時にその想い出は徐々
に風化してしまい忘れてしまったのだ。

「突然で驚いてるだろ。今、俺はこの通り死んで幽霊になっちまってお前の身体に憑依
してるんだぜ。すげーだろ。お前の身体って昔っから最高だよな。俺が居なくなったあと
、他の男ともよろしくやってるみたいでさらに良いオンナになったよなーw」

画面上にいる『私』はニヤニヤと笑みを浮かべながら小心者のようにペラペラと喋り出
した。

(何を勝手なことをペラペラと・・・・)

私はとても不快に思った。こんなにも私に不快な想いをさせるのは彼くらいだろうと思
い画面上にいるもうひとりの『私』の言い分をすぐに信じてしまった。
『私』の正体は明らかに健史だったのだ。

「ここ数日間、就寝中にお前の身体使わせてもらったぞ。朝目覚めが悪かったのは俺の
せいだww悪いなwははははwww」

『私』は下品そうに笑った。

「それでお前にさぁ・・・・見せたいものがあるんだ。『2』と書いてあるDVDを再生
してみろよwきっと良いものが映ってるぞwww」

『私』はそう言うとそこで映像が切れた。どうやら1枚目はすべて再生されたようだ。
私は続きが気になり2枚目のDVDを再生させた。
そこに映っていたのは・・・・・


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