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弘人は傷だらけになりながらも家に帰った。
両親は小学6年生のころに交通事故で他界しており弘人は一人暮らしをしている。

誰も弘人の心と体の傷を癒してくれる人はいなかった。
弘人は気分を紛らわすためにパソコンを開いた。

ネットサーフィンをする。
すると、薬物関係のサイトにたどり着いた。

そこには、不思議な薬が載っている。
弘人が一番興味を引いたのは「他人に自由に変身できる」という不思議な薬だった。

金額は1万円/個と非常に高額だったが、今の弘人はそんなこと気にしなかった。
弘人はさっそく注文してみた。

そして、3日後、その薬は届いた。
薬の説明書を読んだ。

そこには難しいことが書かれていたが、だいたいわかった。

『変身薬。飲むことによって、自分自身の体の細胞が自在に変形し、他人の皮膚や唾液など
他人の細胞に接触することで他人の遺伝子データを読み取り、自分自身の細胞を他人の細胞に
変化させることができる。故に他人に変身できる・・・・』

そんなことが書かれていた。

弘人は恐る恐るその薬を飲む。

ごくっ、ごくっ

すると、弘人は不快な気分に襲われた。
ダルく、とても気持ちが悪く、吐き気がする。

そして、体が動かなくなり、そのまま意識が薄れていった。

10時間近く過ぎたのだろうか。
弘人はようやく目が覚めた。

弘人は起き上がると不思議な感覚に襲われた。
今までとは違う別の感覚が弘人に備わった。

説明するのは難しいが、軽く、身動きがとり
やすいような、そんな感覚だった。

時計をみると、午前7時になっていたので
学校に行く準備をした。

学校で教室に入ると、今日も菊の花が机の上に置かれていて
弘人はとても不快な気分だった。

登校するのが嫌になるほどだった。

弘人は昼休みにトイレに行くときに廊下で他のクラスの
女子生徒にぶつかった。(一瞬、肌と肌が触れ合った。)

「あら、ごめんなさい」

「いえ、こちらこそ。すいません」

弘人は謝り、急いでトイレに行った。
トイレに入り、尿をたすと、体の異変に気がついた。

見る見るうちに男性の象徴であるペニスが小さくなり、胸が大きくなり始めた。
さらに鏡をみると、女性のような顔に徐々に変わっていくのに気がついた。

しかも、その顔は見たことのある顔だった。
さきほど、トイレに行くときに廊下でぶつかった隣のクラスの女子生徒の顔だった。

数分後、完全に彼女の顔、体になった。
声をだしてみると、声も変わっていた。

変化していないのは制服だけだった。

しかし、学ランもよく似合っていた。

そして戻ろうと念じると、元の自分の顔、体、声に戻ることができ、
さっきの女子になりたいと念じると、そのまんま、さっきの女子に変身できるということに
気がついた。

変身の所要時間は約7分であり、努力しだいで1分、2分に短縮することができそうである。

「フフフフ!!」

「ハハハハハハハハッ!!」

突然、弘人は狂ったように笑い出した。


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